アートディレクション、広報物デザイン、展示会場内のインフォメーションデザインを担当
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KUAD ANNUAL 2020
フィールドワーク:世界の教科書としての現代アート
プレビュー展
キュレーション:片岡真実(京都造形芸術大学大学院教授 森美術館副館長兼チーフ・キュレーター)
2019.12.3 TUE – 12.15 SUN
10:00 – 18:00|会期中無休|入場無料
京都造形芸術大学 人間館1階ギャルリ・オーブ
京都市左京区北白川瓜生山2-116
https://www.kyoto-art.ac.jp/events/2085
オープニングイベント|公開講評会
12.3 TUE 13:00–16:00|入場無料
講評者
片岡真実(京都造形芸術大学大学院教授 森美術館副館長兼チーフ・キュレーター)
ヤノベケンジ(京都造形芸術大学美術工芸学科教授・ウルトラファクトリー ディレクター)
浅田彰(京都造形芸術大学大学院芸術研究科教授・大学院芸術研究センター所長)
後藤繁雄(京都造形芸術大学大学院芸術研究科通信教育教授)
椿昇(京都造形芸術大学美術工芸学科教授)
ほか
現代アートは地球の教科書
今日「現代アート」と呼ばれるものは、複雑で不確定な「世界」を観察し、そこに投影された過去を再考し、さらに未来を考える総合的な領域としてとらえられるようになっています。絵画や彫刻、写真、映像といったメディアに限定されず、また従来の図画工作的なテクニックだけの問題でもなく、現代アートはあらゆる分野と接続する、いわば「世界の教科書」のようなものです。世界各地のさまざまなアーティストが、多様な歴史や共有された認識を再考し、社会における物事の真理を探究しています。言い換えれば、現代アートは、自らの内面を掘り下げるだけでなく、自分の立ち位置と他者、現在と過去、語られない、忘却された歴史などを相対化させ、人類や地球の未来のために総合的な叡知を伝えていくものでなければならないのです。