オンライントークの企画とデザインを担当
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“ARTIFACT”から考える~場所とモノに対するキュラトリアルな実践
2021年9月21日(火)16:00–17:30
会場:京都芸術大学映像ホール(人間館地下1階)
費用:無料
ゲスト:慶野 結香(キュレーター)
進行:堤 拓也(キュレーター/グラフィックデザイナー)
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【オンライン申込(定員500名)】
https://bit.ly/0921_webinar
【会場参加申込】
https://bit.ly/0921_KUA
※会場参加は、京都芸術大学学生・教職員のみ。事前予約制。定員40名(先着順)。
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https://www.kyoto-art.ac.jp/events/2246
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京都芸術大学大学院特別講義 × 美術工芸学科 「Artists’ Platform」
主催:京都芸術大学 大学院
共催:ICA Kyoto
企画サポート:中山和也(大学院)・髙橋耕平(美術工芸学科)・見増勇介(情報デザイン学科)・山城大督(ASP学科)
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秋田、サモア独立国、青森とフィールドを転々としつつ、その都度大学や博物館、アートセンターなどのインスティテューションに参加し、アーティストとの協働を中心とした展覧会やプロジェクトの企画・実践を行う慶野結香氏。
慶野氏の実践は、“artifact”(≒人工物)として世界に溢れるモノ全般(特に民俗資料や工芸品、美術の活動や作品、自然へのアプローチも含む)をフラットに捉えることで、文化財を現代美術の作品に取り込む、場所とモノに対する意欲的なアプローチを見せています。《「いのちの裂け目―布が描き出す近代、青森から」(2020年、ACAC)など》。
今回は、オセアニア地域の博物館におけるアート、現代美術における文化や歴史のあり方も参照しつつ、近年の活動を紹介しながら、他者の文化を知り、取り扱う意義とともに、その困難さや倫理、技術について考えていきます。
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慶野 結香
キュレーター/青森公立大学 国際芸術センター青森[ACAC学芸員]
1989年生まれ、神奈川県出身。東京大学大学院学際情報学府修士課程修了。2014-16年、秋田公立美術大学ビジュアルアーツ専攻・社会貢献センター(現・NPO法人アーツセンターあきた)助手として、大学主催展覧会および大学ギャラリーBIYONG POINTの企画・運営に携わる。地域の空き家を利用活用しアーティスト・イン・レジデンスを行った企画に、岩井優「習慣のとりこ―踊り、食べ、排便する。/見つめ、再生、指しゃぶり」(2015-16年)など。2017-19年、サモア国立博物館(Museum of Samoa)派遣を経て、2019年4月より現職。国際芸術センター青森では、地域のチサーチと滞在制作による展覧会の企画・制作や、レジデンスプログラムの再編(共同企画)など、施設の可能性をさらに引き出す取り組みを行う。ACACでの主な企画に、展覧会「いのちの裂け目―布が描き出す近代、青森から」(2020年)、SIDE CORE / EVERYDAY HOLIDAY SQUAD個展「under pressure」(2021年)など。
堤 拓也
キュレーター/グラフィックデザイナー
1987年生まれ、滋賀県出身。2011年旧京都造形芸術大学卒業後、2013年から2016年まで同大学付属施設ARTZONEディレクター兼キュレーター。同年よりポズナン芸術大学(ポーランド)にて1年間のレジデンスを経て、2019年アダム・ミツキェヴィチ大学大学院修了(カルチュラルスタディーズ専攻)。主なキュレーション実績に「類比の鏡/The Analogical Mirrors」(滋賀、2020年)、「ISDRSI 磯人麗水」(兵庫、2020年)など。展覧会という限定された空間の立ち上げや印刷物の発行を目的としつつも、アーティストとの関わり方を限定せず、自身の役割の変容も含めた有機的な実践を行っている。共同アトリエ「山中suplex」プログラムディレクター、国際芸術祭「あいち2022」共同キュレーター。